11月25日 3年生 西洋料理

久しぶりの西洋料理! 

今日のメニューは「若鶏のグリル ロベールソース 温野菜のサラダ添え」。 

 

まずはデモンストレーションを見て、作戦会議。 

笹井先生から「時系列で考えること」が大事だと教わりました。 

 

下処理を終えて、いよいよ加熱スタート。 

温野菜は、同じ“茹でる”でも野菜によって方法が違う。 

じゃがいもは、じっくり単独で加熱して煮崩れ防止。 

他の野菜は硬さを考えて、順番を工夫しました。 

若鶏はグリル盤で焼き目をつけると、すごい煙! 

でもこの煙がいい感じの燻製効果に。 

オーブンで火を通し、竹串で確認。 

少し休ませることで、ジューシーさをキープ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして盛り付け。 

温野菜にはドレッシングを絡めて、 

ソースにはバターとマスタードをプラス。 

ウォーマーから温かい皿を準備して、 

役割分担を決めて盛り付け確認。 

冷めないように「クイック!クイック!」。 


完成した若鶏は柔らかくてジューシー。 

ほんのりスモークの香りも。 

温野菜は、もう少しドレッシングを絡めてもよかったかも。 

 

試食のあとに振り返り。 

なぜ?「柔らかくジューシーにできたか」 

先生より解説・・・実はこれが今日一番の勉強であった!! 

やっぱり西洋料理って楽しい! 

11月15日(土)第3回オープンスクール レポート

今日は、第3回オープンスクールの運営補助をしました。その様子をレポートします。 

私は中学生のとき、フードクリエイト科の体験授業に参加しました。そのとき、在校生のきびきびした動きや、やさしいおもてなしにすごく感動したのを覚えています。 

今度は、私が誰かを感動させたい!そんな気持ちで参加しました。 

 

まずは受け入れ準備から。ガラスのドアを曇りがないようにピカピカに拭いて、 

机をきれいに並べて、資料をそろえました。 

「あのときも、こんなふうに準備してくれてたんだな」って思い出しました。 

今日の調理体験は「巻きずし&握りずし」。 

私たち1年生は、テーブルセッティングやお茶・醤油の準備を担当しました。 

プラカードを持って、来校された中学生や保護者の方をお迎えしました。 

 

 

1時間目は「調理理論と食文化概論」。 

笹井先生の授業を、私たちも一緒に聴講しました。 

「食べるということとは?」という先生の問いかけが印象的で、 

普段の授業では聞けないような話がたくさんあって、 

ちょっと得した気分になりました。 

 

2時間目は「調理実習」。飯先生が担当で、 

3年生の先輩がアシスタントとして参加。 

先輩たちが中学生の前でお手本を見せながら、巻きずしと握りずしをきれいに仕上げていて、本当にかっこよかったです。 

私も、いつかあんなふうにしっかり教えられるようになりたいなと思いました。 

 

中学生や保護者の方とお話しする中で、 

改めて「フードクリエイト科を選んでよかった!」って思えました。 

 

もうすぐ期末試験。気持ちを切り替えて、しっかり勉強もがんばります! 

 

11月14日  飯先生の食育活動

飯先生は市内の小学校にて食育授業を実施されました。 

 

本授業では、「食材の持つ力」をテーマに、 

昆布と鰹の旨味の重なりが生み出す味の深さについて、 

児童たちにわかりやすくご説明いただきました。 

さらに、大根や人参といった野菜、そしてほんの少しの調味料が加わることで、 

料理がどのように「美味しさ」を獲得していくのかを、 

実演を交えてご指導いただきました。 

児童たちは、素材の組み合わせによって生まれる 

味の変化に驚きながら、料理の奥深さと楽しさを体感していました。 

 

飯先生は、食を通じて「生きる力」を育む教育の実践を通じ、 

子どもたちの五感と想像力を引き出す貴重な機会を提供されました。 

 

なお、フードクリエイト科では、こうした食育活動を通じて、 

地域への貢献や日本の食文化の継承にも積極的に取り組んでおります。

11月14日 3年生 自由課題調理

卒業まであと少し。 

今日は、自分たちの「成長」を確かめる日だった。 

クラスをA・Bチームに分けて、自由課題の調理実習。 

ルールはたった2つだけ。 

  • オードブルには卵を使う
  • メインは若鶏のフリカッセ

それ以外は、全部自分たちで考える。 

食材は先生が用意してくれた野菜や乳製品、調味料。 

制限時間は90分。しかもテーブルセットも含めて。 

 

作戦会議からスタート 

ホワイトボードに時系列で書き出して、役割分担。 

誰が何をするか、どの順番で動くか。 

料理だけじゃなくて、テーブルセットやカトラリーの選び方もチームごとに違う。 

相手チームの料理も気になるけど、まずは自分たちの完成を目指す。 

 

試食タイム 

前からスタート。 

「おっ、いい感じ!」って声があちこちから。 

見た目も味も、ちゃんと仕上がってる。 

テーブルマナーもばっちり。 

みんなで協力して、バッシング(片付け)やパンのサービスもこなして、いよいよメインへ。 

メイン料理完成! 

若鶏のフリカッセ。 

チームごとに全然違う仕上がり。 

「このソース、めっちゃうまい!」 

「盛り付け、映える!」 

感想が飛び交って、ちょっとしたレストランみたいな空気。 

自由って、ほんとに自由? 

でも、やってみて思った。 

「自由に考えていいよ」って言われるのって、実はめっちゃ難しい。 

11月11日 笹井より、教育と現場をつなぐ試み

11月11日、ホテルボストンプラザ草津 びわ湖にて開催された

公益社団法人 全日本司厨士協会 京滋地方滋賀県本部の定例理事会に

おける勉強会にて、「調理師養成の視点から、美味しさの構造を探究する」という

テーマで講師を務めさせていただきました。

滋賀県内の主要ホテルやレストランで活躍される

シェフの皆様が一堂に会する場での講演は、

日頃、生徒たちに向けて話すのとは異なる緊張感がありました。

 

しかしその分、現場のプロフェッショナルの

視点と熱意に触れる貴重な機会となりました。

講演では、当校での調理実習の取り組み方や、

「美味しさ」をどのように教育現場で捉え、

構造的に探究しているかについてお話ししました。

味覚・五感・文化・科学・社会課題といった

多層的な視点からのアプローチに、

多くの共感とご意見をいただきました。

 

また、シェフの皆様からは、調理師という職業の遣り甲斐や魅力、

現場でのリアルな課題や工夫についても伺うことができ、

教育者として、そして調理師としての視野がさらに広がる時間となりました。

 

いただいたご意見の一つひとつが、今後の教育実践において

大きなヒントとなると感じています。

 

現場と教育が響き合う場を、

これからも大切にしていきたいと思います。