11月11日 笹井より、教育と現場をつなぐ試み

11月11日、ホテルボストンプラザ草津 びわ湖にて開催された

公益社団法人 全日本司厨士協会 京滋地方滋賀県本部の定例理事会に

おける勉強会にて、「調理師養成の視点から、美味しさの構造を探究する」という

テーマで講師を務めさせていただきました。

滋賀県内の主要ホテルやレストランで活躍される

シェフの皆様が一堂に会する場での講演は、

日頃、生徒たちに向けて話すのとは異なる緊張感がありました。

 

しかしその分、現場のプロフェッショナルの

視点と熱意に触れる貴重な機会となりました。

講演では、当校での調理実習の取り組み方や、

「美味しさ」をどのように教育現場で捉え、

構造的に探究しているかについてお話ししました。

味覚・五感・文化・科学・社会課題といった

多層的な視点からのアプローチに、

多くの共感とご意見をいただきました。

 

また、シェフの皆様からは、調理師という職業の遣り甲斐や魅力、

現場でのリアルな課題や工夫についても伺うことができ、

教育者として、そして調理師としての視野がさらに広がる時間となりました。

 

いただいたご意見の一つひとつが、今後の教育実践において

大きなヒントとなると感じています。

 

現場と教育が響き合う場を、

これからも大切にしていきたいと思います。